フラット35の情報公開

では、マンションの一室を買った人にとって、マンションが建っている土地の使用権原はどこにあるでしょうか?ほとんどの分譲マンションでは、部屋の所有者は、土地も所有していることになっています。 土地を持っているから、部屋という建物を使っていいというのが、分譲マンションの土地の使用権原なのです。
「でも、自分の部屋の真下の分しか土地を持っていないの?」とか「上下の部屋の人と同じ土地を持っているの?」という疑問が湧くかもしれません。 その点については、深く考えると面倒ですが、「マンションの土地は、各部屋を持っている人たちみんなが『共有』している」と考えます。
たとえば、まったく同じ広さで20戸のマンションがあると考えましょう。 マンションが建っている敷地を1000u、約300坪だとすると、単純計算で、マンションー室あたりに「割り当てられる」敷地の面積は50u、約15坪です。
考え方として、マンションー室に、それぞれ、土地が50u、15坪付いていると考えるのです。 ただ、「この15坪(50u)」というように、物理的に、各マンションに土地が割り当てられているわけではありません。

「あの庭のこの石からあの木までが102号室の土地」という考えかたはしないのです。 共有というのは、「みなで持っている」という状態で、それぞれの人が、全体のどのくらいの割合を持っているのかを決めています。
上の例であれば、各室の所有者は、土地に関して言えば、「1000u、約300坪という土地」の「20分の1ずつ」、を持っている状態なのです。 ですから、新築であれ中古であれ、一般的にマンションを買うという行為は、部屋だけではなく、”土地付き建物”を買っていることになります。
部屋は物理的に他から区切られていますから、目に見える状態で自分のものだということが分かります。 一方、土地については、マンションの敷地全体の、概念的な一部でしかありません。
しかし、区切られていないとはいえ、土地を持っていることには変わりないのです。 なお、さきほどは20戸で各戸の土地の持ち分が20分の1と単純化して説明しました。
それは、すべての部屋が同じ広さであるという仮定の下の話であり、実際には、部屋の大きさによって共有部分の割合を決めることになっています。 たとえば、すべての部屋の面積を合計すると1250u、約380坪で、自分の部屋の面積が50u、約15坪、かつ、敷地の面積が1000u、約300坪だとすると、1000u(敷地面積)×50u(自分の部屋の面積)÷1250u(すべての部屋の面積の合計)=40u、約12坪の土地を持っていると考えるのです。

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